NEC Lavie CPU換装に挑戦!!

リユースPCショップの店員

2015年04月23日 14:56

こんにちは、リユースPC.comでございます。
皆さんいかがお過ごしでしょうか??

本日はノートパソコンのCPU換装でも書いてみたいと思います。
先日紹介しました、液晶パネルを換えたNEC Lavieですが、わたくしが譲り受けました。
ですので少し遊んでみようと思い、CPU換装に挑戦です。

まずは、機種の紹介を。



NEC Lavie PC-LS150LS6R
Intel Celeron 1000M メモリ8GB HDD750GB


ざっと上記のような性能です。
うん、悪くないですね。普通に使うならそのままでも何ら不満は感じないでしょう。
しかし、このままでも面白く無いので思い切ってi7でものっけてみようかと思います!!

Celeron 1000Mですが、G2(988B)と言うソケットになっております。
G2ソケットは、SandyBridgeまたIvyBridge世代のCPUをのせることができます。
ただ、のるからと言って動くとは限りません!
特に、Celeronからcoreiシリーズに換装の場合はBIOSが対応していない可能性があります。
CPU換装の場合、ソケットが一致しているのは大前提としまして、それ以外にチップセット、BIOSが対応しているかが重要です。
またメーカー製ノートパソコンの場合は、CPU換装など想定はされていませんので、BIOSアップグレードで上位版CPUに対応すると言うこともあまり無いようです。
ですので、メモリ増設、HDD換装等と比べて、CPU換装は非常にリスクを伴います。
最悪の場合、壊れてしまうこともありますので、所謂『自己責任』というやつです(笑)

出来れば事前に調べて、同じ機種で成功している前例等が見つかれば期待が持てます。
もちろん、前例があるといっても必ず成功するわけではありません。
個体差ってやつもありますからね・・・。
更に、換装後正常起動に成功したとしても、消費電力、排熱の問題も出てきます。

Celeron等と比べて、Coreiシリーズは発熱します。
そして、パソコン本体はそれを想定して作られてはいないので、排熱しきれるか分かりません。
消費電力も同じです。
ノートパソコンの場合Max65とかですので、5w,10wの差が非常に大きいのです。

長々と書きましたが、何が言いたいかと言いますと、やってみなきゃ分からないということです。
もちろん、『自己責任』で(笑)

まぁうだうだ言っておりますが、わたくしそこまで考えておりません(笑)
当たって砕けろ!です。。。
失敗しても、それもまた経験です。何事も経験です、ハイ。

まずは、CPUの調達です。
私が選んだのは、、、、
Intel Core i7-3610QM 2.30Ghz 4コア8スレッド

理由はひとつ、Ivy系のi7で一番安く在庫があったから!因みに、Celeron 1000MもIvy系です。
ぱそこん倶楽部というところで、13,750円でした。
3612QMでしたら2.10Ghzで消費電力もCeleronと同じ35wでしたが、少々高かったのと、どうせなら消費電力を増やしてみて動くかどうか確かめようじゃありませんか!!という所存でございます。。。
人柱も必要ですので、、、

では、交換作業に移ります。
CPU交換と聞くと難しそうですが、誰にでも出来る簡単作業です。

まずは、本体背面にあるカバーを外します。
こちらにメモリスロットなどが有ります。
あっ、バッテリーも外すのをお忘れなく。



画面右側にCPUファンがあります。
そこからパイプが伸びて、画面中央付近まで来ています。
その中央付近にCPUがあります。写真の黄色いラベルの下ですね。
CPUの上にはヒートシンクがありまして、ヒートシンクがCPUの熱を奪ってパイプを伝ってファンへと運ばれるということです。

ファンを固定しているネジ2本、ヒートシンクを固定しているネジ4本をはずしまして、ファン、パイプ、ヒートシンクを一緒に取り外します。
するここんな感じです。



緑の物体がCPUです。
そしたら、CPUの下の方に黒い鍵の様なものがあります。
それを、マイナスドライバー等で180度回しましたら、CPUのロックが外れてCPUが取れるようになります。
CPUを取り外しましたら、新しいCPUを取り付けます。



左がCeleron、右がi7です。
i7の方がコアがかなり大きいですね。
デスクトップCPUとは異なり、ヒートスプレッダがありません。
このコアの上に、シルバーグリスを塗りまして、ソケットへ装着です。
後は、外した逆の手順でファン、ヒートシンクを取り付けて完了です。
ものの10分ほどで完了です。
機種によっては全バラシしなければいけないことも有りますが、こちらは楽でいいですね。

そして緊張の電源ON!!



やりました!ちゃんと認識しております!
その後OSも無事起動しました。
デバイスマネージャーでもちゃんと認識しております。



とりあえずは成功!?
タスクマネージャーでも、しっかり全てのコアが稼働しておりました。
ただ、ライセンス認証が外れておりました、、、
ハードウェア構成が変わったからなのでしょうか。
ですが、ネットに繋ぐとすぐに認証されましたので問題なしです。
OEMライセンス的にはどうなんでしょう・・・。そこも自己責任で(笑)
ちょっとMSに確認してみます。

今後、リカバリーかけてその他細かい動作を確認してみたと思います。
負荷テストもしなければいけませんね。
ターボブースト等もちゃんと働くのでしょうか。。。
色々と確認すべきことはありますが、とりあえず成功と言う事にしておきましょう(笑)
今回はこれで成功と言う事にします!
問題が発生すればまた記事にしてみます。
記事が無ければ問題なしということで。。。めんどくさい・・・。

いかがでしたでしょうか。
この機種のCPU換装を考えてる方がおられましたら、少しは役に立つかと思います。
あ、出来れば保証が切れてからがおすすめです。やるのであれば・・・。

では、疲れましたのでこの辺で失礼致します。

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